SUICIDAL ANGELS2017.04.14

Line-Up:
ガス・ドラックス (guitar)
オルフェアス (drums)
ニック (guitar / vocals)
エンジェル (bass)

Discography:
2004 Bloodthirsty Humanity (EP)
2006 Armies Of Hell (EP)
2007 Eternal Domination
2009 Sanctify The Darkness
2010 Dead Again
2012 Bloodbath
2014 Divide And Conquer
2016 Division Of Blood

Biography:
アメリカのベイエリアやドイツのルール地方出身でなくとも、優れたスラッシュ・メタルで聴く者の首を痛めつけることができることを証明したSUICIDAL ANGELS。2007年のデビュー以来、オールドスクールなやり方を貫きながらアルバムをリリースし続けてきたギリシャ出身の彼らが、最高傑作との呼び声も高い新たなアルバムを完成させた。

SUICIDAL ANGELSの結成は、中心メンバーのニック<g/vo>が弱冠16歳だった2001年初頭に遡る。当初は楽しむためのスクール・バンドといった趣きだったが、現在まで在籍するドラマーのオルフェアスと出会うと、徐々にケミストリーが芽生えていく。3本のデモを経て、2004年9月にEP「Bloodthirsty Humanity」をリリースしたバンドは、ギタリストにテミスを迎えると、2005年後半には4曲入りEP「Armies Of Hell」をレコーディング。地元の『Evil Records』によって配給されたこの作品はヨーロッパ各地で高い評価を得た。翌年4月にベーシストにソティリスを迎えたバンドは、アメリカの『OSM Records』と契約を締結すると、2007年1月、遂にデビュー・アルバム「Eternal Domination」のレコーディングを開始。ギリシャ国内での作業に限界を感じたため、ミックスとマスタリングはアメリカのVILEのギタリストでもあるプロデューサー、コリン・デイヴィスの手に委ねられた。

4月には、同郷のヴェテランROTTING CHRISTの誘いにより、東欧を中心に初めてヨーロッパをツアーするチャンスを得た。また、翌5月に地元アテネでKREATORのサポートを務めると、彼らをとても気に入ったミレ・ペトロッツァ<g/vo>は、ステージでSUICIDAL ANGELSのTシャツを着てプレイしただけでなく、事あるごとに「最高の新しいスラッシュ・メタル・バンド」と、彼らの名前を挙げて紹介してくれるようになる。そして2007年7月にようやくリリースされた「Eternal Domination」は、世界各地で良好なレヴューを獲得。11月には再結成MASSACREのサポートとして、西欧を中心に多くの国を初めて訪れる。このツアーを通じて非常に好意的なフィードバックを得たバンドは、改めて自らのヴィジョンを貫き続ける決意を固めていく。

2008年には、4月から5月にかけ、ONSLAUGHTをヘッドライナーとする『Horns Up Festival Tour』に参加、着実にファンベースを築き上げていく。ベーシストのソティリスが脱退したため、後任にエンジェルを迎えると、翌2009年3月から母国の先輩にしてMYSTIC PROPHECYのシンガー、R.D. リアパキスをプロデューサーに迎え、ドイツにてセカンド・アルバムのレコーディングを行う。続いて脱退したテミスの後任としてパノスを迎えると、5月からBONDED BY BLOOD, FUELD BY FIREとともに『European Massacre Tour 2009』に出るが、主催者側の問題によりツアー半ばにて降板を余儀なくされてしまう…。同年9月、失意のバンドのもとに、オーストリアのマネージメント/ブッキング会社『Rock The Nation』主催のコンテスト『Rock The Nation Award 2009』にて、見事優勝を果たしたとの知らせが届いた! ヨーロッパを代表するメディアのサポートのもと、全世界から1,200ものバンドが参加して行われたこのコンテストは、数十万にも及ぶファンの投票から業界のプロによる審査を経て、SUICIDAL ANGELSとスウェーデンのNWOTHMバンド、STEELWINGが優勝を分け合う形となった。そして両者には『Nuclear Blast』との契約が与えられた。

2009年11月、『Nuclear Blast』からセカンド・アルバム「Sanctify The Darkness」をリリース。KREATORのミレやLEGION OF THE DAMNEDのモーリス・スウィンクルズといった先輩スラッシャーからも賞賛のコメントが寄せられたこのアルバムを手に、バンドは年明けとともにKATAKLYSM, BELPHEGORらとヨーロッパ・ツアーを行うと、2月にはOVERKILLの25周年記念ヨーロッパ・ツアーにも参加、再び1ヶ月ほどヨーロッパをサーキットする。続いて5月にはENFORCER, CAULDRON, STEELWINGを従え、初のヘッドライナーとしてのヨーロッパ・ツアー『Power Of Metal Tour』を行うと、6月には再びドイツにてR.D. リアパキスのプロデュースのもと、サード・アルバムのレコーディングを開始する。早くもレコーディングを終えた後の6月24日には、「スラッシュ四天王」も出演したギリシャ版『Sonisphere』に出演、その後も『Metalcamp』(スロヴェニア)、『Wacken Open Air』、『Summer Breeze』(ともにドイツ)など、各地のフェスティヴァルに出演を果たした。

2010年8月、自らのブッキング・エージェント『Rock The Nation』傘下の『Noise Art Records』と新たに契約を締結したバンドは、11月にはサード・アルバム「Dead Again」でSPIRITUAL BEASTより待望の日本デビューを飾った。その後、11月から12月にかけ、KREATOR, EXODUS, DEATH ANGELとともに『Thrashfest』と題されたヨーロッパ・ツアーに参加。翌2011年3月には再びDEATH ANGELのヨーロッパ・ツアーのサポートを務めた他、オーストリア、スイス、ドイツ、チェコ、ハンガリーの5ヶ国で開催された『MetalFest Open Air』や『Metalcamp』(スロヴェニア)等のフェスティヴァルに出演した。そして2011年10月、MYSTIC PROPHECYのR.D. リアパキスとの共同プロデュースにてニュー・アルバムのレコーディングを行う。前作同様エド・レプカのアートワークを採用したこの「Bloodbath」は、2012年2月にSPIRITUAL BEASTよりリリースされた。その後、バンドは2月から3月にかけてCANNIBAL CORPSE, BEHEMOTH, LEGION OF THE DAMNEDらとともに『Full Of Hate』と題されたヨーロッパ・ツアーを行った他、6月からはEXODUS, HEATHEN, DEATH ANGELと共に『European Summer Slaughter』と題されたツアーを行う。この中には、フランスの『Hellfest』やドイツの『Bang Your Head』を始め、ドイツ、スイス、オーストリア3ヶ国で開催された『Extremefest』やチェコの『Masters Of Rock』等のフェスティヴァルへの出演も含まれた。

地元ギリシャの『Metal Hammer』誌では、FIREWINDらを抑えて2012年のギリシャのベスト・バンドに選出され、「Bloodbath」も同誌の2012年ベスト・アルバムのTOP10入りを果たすなど、また一つヨーロッパを代表するスラッシュ・メタル・バンドへの階段を駆け上がったSUICIDAL ANGELS。脱退したパノスの後任に同郷のEXARSISのギタリスト、クリスを迎えたバンドは、2013年1月には初の南米ツアーを行うと、同年夏、今回もドイツにてR.D. リアパキスとの共同プロデュースのもとニュー・アルバムのレコーディングを開始する。直前にエンジェルが脱退したため、ニックがベースも兼任して作業は進められた(アルバムのレコーディング後にエンジェル(前任者とは同名異人)の加入が決定した)。そして前二作同様、エド・レプカがアートワークを担当したこの「Divide And Conquer」は、2014年1月、世界と時を同じくしてSPIRITUAL BEASTより日本リリースされた。

バンドはこの新作を手に、FUELED BY FIRE, LOST SOCIETY, EXARSISを従え、同年1月から2月にかけ『Conquering Europe Tour 2014』と題されたヨーロッパ・ツアーを行う。13ヶ国で31日連続公演を行ったこのツアーの後、同年夏にはいくつかのフェスティヴァルに出演した他、SEPULTURAのサポートや自らヘッドライナーとしての公演を行った。年が明けて2015年には、2月から3月にかけ、DR. LIVING DEADとANGELUS APATRIDAらを従え、『Conquering Europe Tour Part II』と題されたツアーを敢行、ヨーロッパ16ヶ国36都市をサーキットした。その後、『Bang Your Head』、『With Full Force』、『Summer Breeze』といったフェスティヴァルへの出演を最後に、クリスが脱退。ニュー・アルバムのレコーディングに入る直前のことだったが、バンドはドイツのヴェテラン、PARADOXやイギリスのBIOMECHANICALでの活動で知られ、最近では地元ギリシャのSUNBURSTにも参加している名手、ガス・ドラックスを後任に迎え、NIGHTFALLやSTORMWARRIORのドラマーとしても活動する他、エンジニアとしてDEW-SCENTEDの作品やSUICIDAL ANGELSの前二作にも携わっているヨルグ・ウケンの所有するドイツ『Soundlodge Studios』にてレコーディングを開始する。

そしてアルバムのレコーディングを終えたバンドは、2015年11月、SPIRITUAL BEAST主催の『JAPANESE ASSAULT FEST 15』の出演のため、待望の初来日を果たす。ニュー・ラインナップになって初のライヴだったが、数々のツアーによりヨーロッパを征服してきたバンドの実力と、新たなるギター・ヒーロー、ガス・ドラックスのテクニックが合わさったパフォーマンスは、大きな反響を呼んだ。

日本からの帰国後、バンドはレコーディングを終えていたアルバムのミックスとマスタリングを完了、約2年半振りとなる通算6枚目のアルバムを完成させる。今回もエド・レプカのアートワークを採用、不要な実験的要素は一切排除し、全9曲35分にわたり骨ノコギリのような強固なギター・リフが次から次へとスラッシュのハンマーを叩き付ける中で、ガス・ドラックスのテクニカルかつ情熱的なソロが蹂躙するこの「Division Of Blood」は、2016年5月、全世界同時リリースされる。SPIRITUAL BEASTよりリリースされる日本盤には、ボーナス・トラックの追加が予定されている。

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