BURNING POINT2017.04.13

Line-Up:
サミー・ナイマン (Bass)
ペッカ・コリヴオリ (Guitars)
ヤルッコ・ヴァイサネン (Keyboards)
ニッテ・ヴァロ (Vocals)
ピート・アホネン (Guitars)
ユッシ・オンテロ (Drums)

Discography:
2001 Salvation By Fire
2003 Feeding The Flames
2007 Burned Down The Enemy
2009 Empyre
2012 The Ignitor
2015 Burning Point
2016 The Blaze

Biography:
フィンランドのメタル・シーンの隆盛期を支えたピート・アホネン<g>を中心とする6人組メロディック・パワー・メタル・バンド、BURNING POINT。元BATTLE BEASTのシンガー、ニッテ・ヴァロを迎え、新たな編成での顔見せとなったアルバム「Burning Point」から約1年にして、通算7作目となるニュー・アルバム「The Blaze」が到着した。GHOST MACHINERY、STARGAZERYなど、数多くのサイド・プロジェクトにも携わってきたピートが、尽きる事の無い音楽的アイディアの具現化を追求するメイン・バンドとして心血を注ぎ続けた彼らの生まれ変わった姿が、今ここにその全貌を現そうとしている。

BURNING POINTの歴史は1997年、フィンランド北部の都市オウルで、ピートとユッカ・カイロ<g>を中心に結成されたPLANET CARAVANに始まる。1999年、トニ・カンサノーヤ<b>、ヤリ・カイポネン<ds>を正式メンバーに加えたところで、ヘヴィ・メタルという音楽に対する燃え滾る情熱を象徴してBURNING POINTと改名した。この4人の名刺代わりとして制作、配布されたプロモCDには大きな反響があり、バンドは程なくドイツの『Limb Music』と契約を締結、デビュー・アルバム「Salvation Of Fire」を2001年にリリースした。2003年には、同レーベルより「Feeding The Flames」と名付けられたセカンド・アルバムをリリース。その後、フィンランドの『Tuska Open Air Metal Festival』やスウェーデンの『Sweden Rock Festival』にも出演するなど、順風満帆に思われたバンド活動であったが、まもなくしてレーベルとの間で金銭的な問題が発生、バンドは契約を解消する決意をする。

5人目のメンバーとしてユッシ・オンテロ<key>を迎えたバンドは、次なる契約先を探しながら新曲のレコーディングを進め、2004年にシングル「To Hell And Back / The Road To Hell」をフィンランドとスウェーデン限定でリリース。2005年、新たにドイツの『Metal Heaven』と契約を締結するが、ここでメンバー・チェンジが立て続けに発生、ユッカとトニが脱退してしまう。セカンド・ギタリストとしてバンドの長年の友人であるペッカ・コリヴオリがラインナップに参加、またサポート・ベーシストとしてユッカ・ヨキコッコを迎えてサード・アルバムのレコーディングを終了させた。「Burned Down The Enemy」と名付けられた同作は、2006年12月に日本先行、2007年に世界リリースされる。レーベルの移籍やメンバー交代などをマイナスに感じさせない、変わらぬヘヴィ・メタルへの情熱に満ち溢れ、より強力となったサウンドを携えたBURNING POINTのカムバックはシーンで歓迎され、これまでのファンを感動させただけでなく、新たなファンを取り込むことにも成功した。

しかしながら、遂にはオリジナル・メンバーだったヤリが脱退してしまう。ここでバンドは、キーボーディストのユッシをドラマーへコンバートという思い切った決断をする。また、サポート参加だったベーシストのユッカを正式メンバーに、さらにファースト、セカンド・アルバムでもゲスト参加していたパシ・ヒルトゥラ<key>をメンバーに迎え入れ体制を整えたバンドは、2009年初頭、通算4枚目となるアルバム「Empyre」をリリース。ラインナップも固定し、活動を再び軌道に乗せることに成功したバンドは、ピートが理想とするヘヴィ・メタル像を体現させるべく、新たなアルバムの制作に着手。途中、個人的事情でキーボーディストのパシがバンドを離れざるを得なくなったものの、「The Ignitor」と名付けられた、文字通りヘヴィ・メタル・シーンの起爆剤となりえる5枚目のアルバムを完成させ、世界に先駆けてSPIRITUAL BEASTより日本先行リリースした。同作のツアーに際しては、ヤルッコ・ヴァイサネンがサポート・キーボーディストとして参加。まさしくプロフェッショナルと言うべきプレイを見せつけたヤルッコに対し、2013年の末バンドは正式加入の話を持ちかけ、ヤルッコもこれを了承したのだった。

時を同じくしてピートは、新作において一番のキー・パーソンであるニッテ・ヴァロと連絡を取り合っていた。既にピートは、これまで務め続けていたリード・ヴォーカリストの座を退き、ギタリストに専念する決意を固めていた。「15年もの間ヴォーカルとギターを両立しながらバンドをハンドリングしていくことはとてつもない大仕事だった。だが、今こそ全てを一新する時だと考えたんだ。俺はライヴで演奏し歌うことを愛しているし、スポット・ライトを浴びることも好きだ。しかし俺は、バンドが常に動き続け、前へ進むことを望んでいるんだ」(ピート) ニッテを新たなフロント・ウーマンとして迎え入れることがバンドにとって完璧な選択だと皆が確信するのに、長い時間はかからなかった。彼女の持つパワフルで豊かな歌声だけでなく、人間性も含めて導き出された結論だ。BATTLE BEAST脱退後は暫く音楽活動から離れていたニッテだが、元々BURNING POINTのファンだったということもありこの誘いを快諾する。「彼ら自身も音楽も本当に素晴らしいわ!私はBURNING POINTの楽曲をどれも愛しているの。しばらくの間ヘヴィ・メタルの世界から離れていたけど、今こうして彼らと共に私は戻ってきたのよ!」(ニッテ)

楽曲は全て完成していたものの、ベーシストのユッカが個人的な事情を抱えレコーディングに参加出来なくなっていたため、レコーディングの作業は停滞。そこでピートは、旧知の仲であったサミー・ナイマン(ex-GHOST MACHINERY)に代わりにベースをプレイしてくれないかと依頼する。 ユッカがバンドを離れると宣言したのはそれから間もなくだった。かくしてサミーは正式なベーシストとなり、バンドの新章を紡ぎだす新たなラインナップが完成したのだった。そして、新しいアルバムが最終的に形になったのは2014年から2015年にかけての冬だった。アルバムは数多のレーベルに送られ、ドイツ『AFM Records』との契約が成立する。なお、バンドはこれと前後して、2015年1月に地元オウルにてSONATA ARCTICAのサポートとしてプレイ、ニッテとサミーを迎えた新たなラインナップのお披露目を行った。

長い時間を経て既に完成されているバンドの骨子に、美獣ニッテの歌声という新たな血がバンドにもたらしたものは、ほかでもない自信と次なる輝かしいステップへの確信だった。セルフ・プロデュースによる4曲の新曲、ニッテの勇壮な歌声がこれまでの楽曲にも新たな息吹をもたらした6曲のリレコーディング、KISSのカヴァー曲1曲によって構成されるアルバムは、生まれ変わったバンドの自信を示すがごとく「Burning Point」というセルフ・タイトルを冠された。ベテラン・バンドでありながら、なおも一切の妥協を許さず進撃を続けるBURNING POINT。そんな彼らのヘヴィ・メタルにかける情熱が結晶したこのアルバムは、2015年8月にSPIRITUAL BEASTより日本リリースされた。

それと前後して、フィンランド国内でいくつかのフェスティヴァルに出演。BATTLE BEAST時代からシンガーとしてだけでなくパフォーマーとしても定評のあったニッテの加入により、これまで以上に多くの人々を魅了することに成功したバンドだったが、間髪入れずに同年秋から本格的なニュー・アルバムのレコーディングを開始する。前作同様、バンドのセルフ・プロデュースのもと、ドラマーのユッシがミックスを担当、マスタリングは『Finnvox Studios』や『Chartmakers Mastering』で様々な作品を手掛けてきたミネルヴァ・パッピの手によって行われた。こうして、全10曲の新曲を収録、新生BURNING POINTの全貌を余すところなく現したこの「The Blaze」は、2016年12月、SPIRITUAL BEASTよりリリースされる。日本盤には、ニッテを含む現ラインナップでレコーディングされたライヴ曲がボーナス・トラックとして追加収録されている。

Websites:
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