DARZAMAT2017.04.21

Line-Up:
ネラ: vocals
クリス: guitars & bass
ダークサイド: drums
フラウロス: vocals

Discography:
1997 In the Flames of Black Art
1999 In the Opium of Black Veil (MCD)
2003 Oniriad
2004 Semidevilish
2005 Transkarpatia
2007 Live Profanity
(Visiting The Graves Of Heretics) (DVD)
2009 Solfernus’ Path

Biography:
様々な音楽のスタイルを巧みに融合させられるバンドは実はあまり多く存在しないが、ポーランドはカトヴィツェ出身のDARZAMATはそれを得意としており、バンドが誕生したその瞬間から、もう14年もの長きにわたって続けてきている。

バンドのサウンドはシンフォニック・メタルに根差しているが、彼らはアルバムを出すごとに様々な新しい要素を取り入れ、自らのスタイルを特徴あるものへと作り上げてきた。しかしながら、異なる種類やスタイルのメタルを取り込みながらも、常に薄暗い雰囲気を持たせることは決して忘れることはなかった。バンド名はスラヴ神話における庭園や森の守護神から取られており、それはバンドの楽曲だけでなく、歌詞や音楽からヴィジュアル・イメージに至るまで、常に象徴づけられている。

バンドの誕生は1995年初頭に遡る。ブラック・メタル・バンド、MASTIPHALでプレイしていたフラウロス<vo>とサイモン<key>の二人によって結成されたのだ。ソングライティングを行っている間に女性ヴォーカリスト、ケイトを迎えた二人は、1996年夏、デビュー・アルバム「In The Flames Of Black Art」のレコーディングを行う。フラウロスとケイトがヴォーカルを分け合い、サイモンはドラムのプログラミングやキーボードの他、ベースとギターも担当した。

地元ポーランドの『Faithless Productions』から1997年に入ってリリースされたこのアルバムは、各地で高評価を獲得、ドイツの『Massacre Records』、イタリアの『Avantagarde Music』、オランダの『Displeased Records』といったレーベルからオファーを受けるが、バンドは次の作品も『Faithless Productions』からリリースすることにする。

新たにダームル<g>、元DRAGONのボンバ<ds>を迎えたバンドは、1998年冬にミニ・アルバム「In the Opium Of Black Veil」をレコーディング、翌1999年に『Faithless Productions』よりリリースする。続いてイタリアの『Avantagarde Music』と契約を交わすと、自らのスタジオを建設する一方でセカンド・アルバムのソングライティングを開始する。また、この間に「In The Opium Of Black Veil」と「In The Flames Of Black Art」が、それぞれボーナス・トラックを追加してポーランドの『Metal Mind Productions』より再発された。

レコーディングと前後してダームルとボンバが脱退するも、後任にそれぞれクリスと元MASTIPHALのパヴェル・フジッキーを迎えると、自らの『Post Street Studio』にて「Oniriad」を制作。ゴシック・メタルの雰囲気を残しつつも実験的な作品となったこのアルバムは、2003年にリリースされた。
しかしながらこのアルバムのリリースを前に、大幅なラインナップの変更がバンドを襲う。創設メンバーのサイモンを含め、フラウロスとクリスを残して全メンバーが脱退してしまったのだ。バンドは当時弱冠19歳だったネラを女性シンガーに、キーボードにスペクター、ドラマーにDRAGONやCRYSTAL VIPERでも活躍するゴレムを迎えると、ダームルがベーシストとして復帰、この新たに生まれ変わったラインナップにて翌2004年にサード・アルバム「Semidevilish」をレコーディングする。薄暗い、陰鬱な雰囲気を持たせつつ、ブラック・メタルとデス・メタルを見事に融合したこのアルバムで、バンドは新たなスタイルを確立した。この後、再びダームルが脱退し、バッカスが後任のベーシストとして加入した。

だが、更なる音楽的な飛躍は4枚目のアルバム「Transkarpatia」によってもたらされた。KING DIAMONDのギタリスト、アンディ・ラロックのプロデュースのもと、スウェーデンにある彼の『Los Angered Recording』でレコーディングされたこのアルバムは、2005年末にリリースされると世界各地で非常に高い評価を獲得。バンドは2005年だけでも、3月には中央ヨーロッパ最大のメタル・フェスティヴァル『Metalmania Festival』に出演、CRADLE OF FILTH, NAPALM DEATH, APOCALYPTICA, DIES IRAEなどと共にメイン・ステージでプレイすると、5月には欧州で最も重要なゴシック・ミュージックのフェスティヴァル『Wave Gotik Treffen』(独)に出演した他、ロシア・ツアーも行った。その他、『Rock Harz Open Air』(独) 『Hard Rock Laager』(エストニア) 『S-Hammer Festival』(伊) 『Last Night on Earth』(独) 『Dong Open Air』(独) 『Moscow After Midnight』(露) 『Metal Head Mission』(ウクライナ)などへの出演を果たした他、ドイツ、ウクライナ、イタリア、フランス、ベルギー、オランダ、エストニア、チェコ、スロヴァキアといった国々でもライヴを行うなど、大きな飛躍を果たした。

その後ドラマーをダークサイドに変えたバンドは、2007年初頭にドイツの『Winternachtstraum Festival』と21回目の開催となるポーランドの『Metalmania Festival』に出演を果たすと、その模様を撮影、DVD「Live Profanity (Visiting The Graves Of Heretics) 」としてヨーロッパとアメリカの両方でリリースする。

そして2008年夏、バンドは自らのキャリアで初となるコンセプト・アルバムの制作に着手する。ジョセフィーヌ・フォン・クッフマイスター伯爵夫人の邸宅を中心に、神秘的な雰囲気の中で起こる恐ろしい物語を描いたこのアルバムについて、オリジナル・メンバーのフラウロスは「これがこのバンド史上最高のアルバムだ…なんてお決まりのセリフは言いたくないが、でも間違いなく最もよくできたアルバムだとは言えるだろう。音楽的なことや、アレンジ、ヴィジュアル面も含めてね。アルバムの内容に馴染んだ後は、ファンの皆もこれだけ長い間待った甲斐のある作品だと思ってくれるんじゃないかな」と語っている。

ダークサイドが脱退したため、ポーランドの英雄KATのドラマーで、スペクターと共にDIVIZION BY ZEROで活動していたこともあるロゴルをゲスト・ドラマーに迎えると、同じくバンドを離れたバッカスの代わりにクリスがベースも兼任、バンドはそれぞれの楽器に最適と考える地元ポーランドの3カ所のスタジオを使ってレコーディングを行う。

ミックスとマスタリングは再びスウェーデンで行われたが、今回はSCAR SYMMETRYのギタリストで、自らのバンドの他、KATATONIA, SONIC SYNDICATE, STEEL ATTACKなどの作品に携わってきたヨナス・キェルグレンが、彼の所有する『Black Lounge Studio』にて行った。また、前作のミックスを手掛けたアンディ・ラロックがギター・ソロでゲスト参加している他、元SOULFLY, 現STONE SOURのロイ・マイヨルガがアルバムのイントロの作曲に貢献している。

こうして完成したこの「Solfernus’ Path」は、DEATHSTARSやBEHEMOTHの作品などを手掛けてきた『MentalPorn.com』によるアートワークを採用、2009年8月に世界同時リリースされ、バンドは日本デビューを飾る。SPIRITUAL BEASTよりリリースされる日本盤には、ボーナス・トラックの追加が予定されている。

なお、このアルバムのレコーディング後、キーボードのスペクターが脱退し、ドラマーにダークサイドが復帰。バンドはサポート・ベーシストにマーカスを迎え、キーボード・パートはサンプリングを使用する形で、7月にはウクライナのキエフで開催される『Prorock Festival』にCARCASS, ARCH ENEMY, STRATOVARIUS, SODOM, DEADLOCKらと、10月にはベルギーで開催される女性ヴォーカルのバンドばかりを集めた『Metal Female Voices Fest』に、元NIGHTWISHのターヤ、SIRENIA, DELAIN, UNSUN, DEADLOCKらと共に出演することになっている。

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