DAWN OF OUROBOROS2025.01.17

Line-Up :
Tony Thomas – トニー・トーマス (Guitars / Synths)
Chelsea Murphy – チェルシー・マーフィー (Vocals)
Ian Baker – イアン・ベイカー (Bass / Piano)
Ron Bertrand – ロン・バートランド (Drums)

Discography:
2019 Sorrow’s Eclipse (Single)
2020 The Art of Morphology
2020 Cephalopodic Void (Single)
2021 Spiral of Hypnotism – Live Studio Session (Single)
2023 Velvet Incandescence
2025 Bioluminescence

Biography:
ブラック・メタルとデス・メタルを融合させたアトモスフェリックなサウンドを生み出すDAWN OF OUROBOROSは、2018年にアメリカはカリフォルニア州オークランドで、トニー・トーマス <g> (BOTANIST, CAILLEACH CALLING) とチェルシー・マーフィー<vo> (TEGMENTUM, CAILLEACH CALLING) によって、ブラックエンド・プログレッシヴ・メタル・プロジェクトとして結成される。2018年後半にデヴィット・スキャンロン<b>、ロン・バートランド<ds> (BOTANIST, RED ROT) が加入。チェルシーの特徴的なヴォーカルは灼熱と鎮静の両面を持ちながら、プログレッシヴで推進力のある過激さの凶悪な下地もあって、彼らのサウンドをよりまとまりのある魅力的なものにしている。彼らの持ち味でもある多様なサウンドを捉え、その素材を発展させ、プログレッシヴ・デス・メタルの強靭なテクニカルさと、ポストブラック・メタルの圧倒的な美しさを組み合わせた1stアルバムは「The Art of Morphology」と題され、2020年3月30日に『Naturmacht Productions』傘下の『Rain Without End Records』よりリリースされた。このアルバムは新人のバンドながらメタル界に大きな衝撃を与え、ファンや批評家たちから熱狂的な賞賛を得た。このデビュー作は、ライヴなどでリリース・サポートが出来なかったにも関わらず発売から9ヶ月で完売した。そして2021年9月、バンドは遂にデビュー・ライヴを含めたVINTERSEAとの10日間にわたるアメリカ西部ツアーを行い、無事成功させる。また、このツアーからリズム・ギターにイアン・ベイカーを正式に迎え、彼らのサウンドをライヴで完全に再現することに成功した。ツアーの経験から活力を得たバンドは、2021年11月に再度スタジオ入りし、ニュー・アルバムのレコーディングを開始する。1stアルバム「The Art of Morphology」で感じたエモーショナルな激しさとバンドの志を高め育てるために彼らは『Prosthetic Records』と新たに契約する。さらにアルバムをリリースするにあたって、バンドの勢いを維持するために、2022年夏にはレーベル・メイトであるTÓMARÚMと共に東海岸ツアーを実施した。その後もツアー・バンドとしての地位を確立すべく、ライヴをさらにブッキングしていく。そして2023年4月「Velvet Incandescence」と題された2ndアルバムをリリースする。このアルバムは『Scream Blast Repeat』で2023年のトップ7のプログレッシヴ・メタル・アルバムとして、HAKEN、TEMIC、TESSERACT、URNEなどを抑え堂々の1位を獲得するなど、世界中の熱心なファンや音楽関係者から高評価を受ける。またバンドは、すでにこのアルバムのリリース前から次のアルバム用の新曲にも取り掛かかっており、自分たちの栄光に安住することなく、次のステップを考えて、これまでで最も冒険的なソングライティングの旅を楽しんでいたのだ。奇妙な拍子記号が散りばめられ、エクストリーム・メタルからのインスピレーションと同様にジャズからの影響も受けた異例の曲構成で作られたこの3枚目のアルバムは「Bioluminescence」と付けられ、海、動植物、そして海の錬金術的な魔法にインスパイアされており、バンドが探求すべき詩的な美しさを「感情のように、生物発光はその環境にあるものに対する生き生きとした反応です」とチェルシーはコメントしている。過酷なブラック・メタルの叫び声と、滑らかでジャズ的な瞬間のコントラストは、海の手に負えない性質を映し出している。深淵で閉所恐怖症のような糸が、アルバムのサウンドそのものを貫いているのだ。

Website:
https://sites.google.com/view/dawnofouroboros/