DIESEAR2017.04.27

Line-Up:
Amo (Drums)
Kurenai (Vocals)
Chris-J (Guitar)
Sui (Guitar)

Discography:
2008 Sear (EP)
2009 The Inner Sear
2013 Ashes Of The Dawn

Biography:
隣国台湾において、いま最も将来を有望視される新世代メロディック・デス・メタル・バンド、DIESEARは、2007年にリーダーでギタリストのSuiによって結成される。DIESEARとは、DIESとSEARという2つの言葉を組み合わせた造語で、DIESとはラテン語で「日」を意味、SEARは英語で「焼き付ける」という意味を持ち、合わせて”the Day of Marking”=「烙印之日」を意味する。彼らの音楽がファンの心に深い印象を残して欲しいという願いと、異なる言語を組み合わせることにより、一つの枠に留まることなく世界的な観点で活動したいという2つの願いを込めてSuiが発案したものだ。

共通の知人を通じてヴォーカリストのKurenaiと出会ったSuiは、当初は日本のヴィジュアル系にインスパイアされた方向性でソングライティングを行なっていった。しかしながら、もう1人のギタリストとしてChris-Jが加わると、よりメロディック・デス・メタルを志向した方向性へとシフトしていく。この時点で、バンドの核となるこの3人を支えていたのは、ベースのJeffとドラマーのTzungだ。こうしてDIESEARは正式に活動を開始する。

メンバーのスキルアップのため、彼らの愛するIN FLAMESの様々なカヴァーをプレイするなかで、自らのスタイルを確立していったバンドは、2008年、Suiの友人Chesterの薦めに従ってデビューEP「Sear」をレコーディングする。Chesterがエンジニアとマスタリングを務め、Sui自らがミックスを手掛けたこの作品は、バンドのライヴ会場で飛ぶように売れ、瞬く間に完売した。また、ライヴを重ねていくなかで、よりテクニカルかつクリエイティヴな音楽を目指し始めた彼らは、楽曲をよりテクニカルなものへと再構築していく。一方でシンガーのKurenaiは、中国語的なメタファーや韻なども用いつつ、幅広い言葉を使って歌詞をより深みのあるものにしていった。

2009年には、バンドはフル・アルバムのレコーディングを行なう。ミックスとマスタリングをSui自らが担当したこの「The Inner Sear」は、2009年7月に『Steel Factory』からリリースされ、台湾では珍しい彼らのピュアなメロディック・デス・メタルは、自国の多くの新世代メタル・バンドにも影響を与えた。そして、同年10月にはCHILDREN OF BODOMの台北公演のオープニングを務める機会を得ると、地元のファンを前に堂々としたパフォーマンスを披露。国内のメタル・ファンの間での認知を高めることに成功する。

その後、2010年に入り、SuiとChris-Jの2人が台湾では義務である兵役に就いたため、バンドはしばらく活動停止状態に陥ってしまう。また、この間にベーシストのJeffが個人的な事情で脱退した。2011年に兵役を終えたSuiは、DIESEARの復活に向けてメンバー探しを行なうのと並行して、Chris-Jと共に新曲のソングライティングを開始する。そして同年後半には、大掛かりなライヴを敢行して高らかに復活を宣言する。この時点では、ドラマーのTzungはバンドの求める水準を満たすことができなくなったことと、健康面の問題もあり、既にバンドを離れていた。また、同年にはバンドは自らの会社『Meteora Music』とレーベル『Meteora Records』、そしてスタジオを設立。音楽教育にも携ることで、台湾のヘヴィ・メタル市場における若い才能の発掘や技術その他の向上に務めていく。

2012年には、ドラマーにAmoが正式メンバーとして加入、バンドは自らの『Meteora Studio』にてレコーディングを開始する。しかしながら、スタジオでメインのレコーディング・エンジニアを務めるSuiと、レーベルの所属バンドやその他社内の業務に携るChris-JとKurenaiが多忙を極めたため、DIESEARのレコーディングは予定からどんどん遅れて行くことになる。その一方で、レーベルとしてはHORSEMEN, MINSTREL, SLAMといった台湾国内のバンドの作品を発表するなど、活気を見せた。

2013年3月、バンドはようやくセカンド・アルバム「Ashes Of The Dawn」のレコーディングを完了。過去のファイティング・スピリットを継続したいというメンバーの希望により、前作と同じ発売日となる7月1日に台湾リリースされたこのアルバムは、同国の『GMusicBillboard』では、発売初週の売上が11位を記録するなど、大きな反響を得た。そしてバンドは10月にはAMORPHISの台北公演のスペシャル・ゲストを務める機会を得る。本来は台湾国外のアジア・ツアーにも同行する予定だったが、Kurenaiの健康上の問題により残念ながらキャンセルせざるを得なくなってしまったのだった。

この頃から海外での反響も少しずつ高まって行き、2014年に入ると、5月に行なわれるCHILDREN OF BODOMのアジア・ツアー(香港、バンコク、台北、上海、北京)に同行することが発表された。また、6月にはフィンランド最大のメタル・フェス『Tuska Open Air』に出演することが決定、そしてアジアにおいても確固たる地位を築くべく、遂に日本デビューも決定した。2014年6月、SPIRITUAL BEASTからリリースされる日本盤は、ボーナス・トラックを1曲追加収録した他、1000枚限定の豪華デジブック仕様となっている。

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