PANZER2017.04.15

Line-Up:
ステファン・シュヴァルツマン (Drums, Percussion & Backing Vocals)
シュミーア (Vox, Bass)
ハーマン・フランク (Guitars, Backing Vocals)

Discography:
2014 Send Them All To Hell

Biography:
ハーマン・フランク(g/ ACCEPT, VICTORY)、ステファン・シュヴァルツマン(ds/ ACCEPT)、そしてシュミーア(vo&b/ DESTRUCTION, HEADHUNTER)- ジャーマン・シーンのオリジネイターとも言える3人のヴェテランが集い生まれた新たなメタル・マシーン、その名もPANZER! スピード、グルーヴ、メロディ、研ぎ澄まされたギター・ソロを融合したクラシックなヘヴィ・メタルが、聴く者の耳を打ち砕く。

1985年のデビュー以来、ジャーマン・スラッシュ三羽烏のひとつDESTRUCTIONを率いて11枚のアルバムをリリースした他、DESTRUCTIONを解雇された時期に結成した(後に再結成も果たした)HEADHUNTERでも4枚のアルバムをリリースした、ドイツだけでなく世界のスラッシュ・シーンの重鎮、シュミーア<vo/b>。80年代にヨルグ・フィッシャー不在時のACCEPTにギタリストとして参加、その後VICTORYやSINNER、MOON DOCといったバンドへの参加を経て、ソロ活動を行なう傍ら再々結成ACCEPTに参加するハーマン・フランク。そして、RUNNING WILDやU.D.O.での活動を経て、ステファン・カウフマンの後任ドラマーとして再結成ACCEPTに参加。その後ACCEPTが再び解散すると、再結成U.D.O.やKROKUSでの活動を経て、再々結成を果たしたACCEPTに参加するステファン・シュヴァルツマン。

各々のジャンルにおいて誰もが認めるこの3人の伝説を擁するジャーマン・ヘヴィ・メタル・トリオ、PANZERのそもそものアイディアは、7年前にスイスに移住したステファン・シュヴァルツマンと、スイスはプラッテルンの著名なクラブ『Z7』のオーナーとの会話から生まれたものだ。レコーディング〜ツアーというサイクルの合間を埋める方法を探していた彼らだが、手短かに言うと、ノベルト・マンデル(『Z7』のオーナー)が、ステファンとハーマンを擁するトリオというアイディアを提案したのだ。そして、残るベース/ヴォーカルのポジションが埋まるまでにはそう長くかからなかった。ステファンは、DESTRUCTIONのシュミーアの電話番号とメールアドレスを知っていたのだ。かくしてPANZERは誕生した。

シュミーアは語る。「ACCEPTのドラマーで古い友人でもあるステファン・シュヴァルツマンから新しいバンドを結成しないかと連絡があった時、最初は俺のことをからかっているんじゃないかと思ったよ!(笑) だが当初から素晴らしいアイディアだと思ったし、最初にステファンやACCEPTやVICTORYの作品で誰もが知るドイツのギター・レジェンド、ハーマン・フランクと会った時、このチームなら一緒に凄いことができるとすぐにわかったんだ。だから、長々と話をするよりもすぐに曲づくりを始めて、数週間のうちにアルバムの半分はレコーディングしてしまった。その出来は素晴らしかったよ! 俺達はメタルを再発明するつもりなんてなかったし、ただ自分達が好きな音楽をプレイしただけだ。みんな10代の頃からこういった音楽が好きなんだからメチャクチャ簡単だったし、とても楽しかったよ!」

バンド名を第二次世界大戦の兵器から採るのはおかしいと思う人もいるかもしれないが、歌詞を読んでみれば、絵に描いたような組み合わせだということがわかるはずだ。挑発や批判が含まれた歌詞は彼らのアートの一部であり、シュミーアはこう付け加える。「俺の歌詞は批判的なものだ。俺は祈ったりしないからな」 当初はふさわしいバンド名を見つけるのが難しかったとは言え、メンバー全員が筋金入りのドイツ人で、ジャーマン・シーンの顔役であることからも、PANZERという名前は瞬く間に浸透していくことだろう。

「Send Them All To Hell」というアルバム・タイトルについては、アルバムの一番最初でシュミーアがささやいている言葉であり、ほとんど強制的に決まったようなものだ。そして曲づくりは、全員がソングライティングに参加している1曲を除き、全てはハーマン・フランクとシュミーアの手によって行なわれた。

アルバムのレコーディングは、ハーマンが自らの『Arena 21 Studios』で行なったギターのレコーディングを除き、スイスはゲルターキンデンの『Little Creek Studio』にて、GURDのシンガー/ギタリストで同スタジオの共同オーナーでもあるV.O. プルヴァーの手によって、2014年の春から夏にかけて行なわれた。V.O.は自らのバンドの他、DESTRUCTIONやHEADHUNTER, PRO-PAIN, THE ORDER等の作品にも携ってきており、本作のミックスとマスタリングも彼の手によるものだ。

そして、アートワークについてシュミーアは語る。「PANZERにファンタジックなジャケット? 絶対にない! いつもと違う、ありきたりではないものを試そうとも思ったけど、昔からのお決まりのもので満ち溢れた真にパワフルなメタル兵器をクリエイトするのはとても楽しかったよ」  このアートワークを手掛けたのは、DESTRUCTIONやHEADHUNTERの近作の他、STRATOVARIUSやMPIRE OF EVIL等の作品で知られるハンガリー人アーティスト、“ヒュールズ”ことジュラ・ハヴァンチャークだ。「この最高でクレイジーな男と一緒に、俺達はかつてなくブルータルなパンツァー戦車を描き出したんだ」 シュミーアは続ける。「いずれ、最初に見たときはわからなかったような細かい部分に気付くだろう。歌詞に関するヒントや、単なる戦争的な部分よりも深いものが隠されているんだ」

2014年9月には、DESTRUCTIONやACCEPTも所属する世界最大のインディペンデント・メタル・レーベル『Nuclear Blast』との契約が発表され、翌10月にはファースト・シングル”Panzer”のリリック・ビデオがリリースされた。シュミーアは語る「セルフタイトル曲の”Panzer”は、他のどちらかというとクラシックなメタルの曲とは違って、激しく行進するような曲だ。強引に突き進む戦車のような、顔面に叩きつけるような曲が欲しかったんだ。強烈なビート、クランチーなギター、トランス状態にするコーラスが揃っているから、完璧なライヴ曲になるだろう。伝統的なメタルヘッズは俺達にこういった曲は期待していないかもしれないが、このアルバムにはクラシックなACCEPT/PRIESTタイプのメタルからスピード・メタルやMOTORHEADからの影響まで、幅広い楽曲が収録されているから、この曲はその強烈さからアルバムの中でも突出した曲になると思う」

こうして完成したジャーマン・ヘヴィ・メタルの新たなスーパー・グループ、PANZERのデビュー・アルバム「Send Them All To Hell」は、ボーナス・トラックにGary Mooreの名曲”Murder In The Skies”のカヴァーを追加収録して、2014年12月、SPIRITUAL BEASTより日本リリースされる。

ヘヴィなサウンドやメロディックなメタル、スピード・メタルが好きならば、PANZERはまさしくピッタリなバンドだ。ハーマン・フランクの言葉を借りれば、「右も左もない! ただパンツァー戦車のようにまっすぐ突き進むだけだ!」

Website:
http://www.facebook.com/thegermanpanzer