RAGING FURY2017.04.15

Line- Up:
中川 “Hell War” 晴夫 (Vocals/Bass)
山田 “Zap-T” 豊三 (Guitar)
今井 “Rotten” 章博 (Drums)

Discography:
1986 Go To Eat (Metal Dom) (V.A.) +
Aggressive Commander (V.A.) ++
Raging Fury (Demo) *
1987 Wolf Spider (Demo) **
Skull Smash Vol.1 (V.A.)
1988 The Rattlesnake Rules (7″EP) #
1990 Studio Live Tape ’90 (Demo) ***
Far East Thrash Army II – Burning Inside (V.A.)
1992 Raging Fury (CD)
1993 Iron Skies (Demo) ****
1995 Werewolf (Demo)
1998 Survive List (V.A.)
1999 Deal You A Fatal Blow (MCD)
2002 The Aggression And The Furious (Demo)
2010 Zanba-Swordkill (Demo)
2013 Black Belt (CD)

Biography:
『High Power Raging Metal』をスローガンに掲げ、長きにわたって関西のシーンに君臨するジャパニーズ・スラッシュの重鎮、RAGING FURY。この不屈のトリオが、結成31年目を迎える今、新たなアルバムをリリースしようとしている。

30年を超えるキャリアを誇るRAGING FURYの結成は1982年に遡る。RAVEN, VENOM, TANKといった当時のNWOBHMシーンの先鋭的なバンドに影響を受けた中川晴夫<b/vo>を中心に、実兄の智嗣<g>、石嶋博保<ds>の3人により京都にて誕生。バンド名はRAVENの”Hell Patrol”の歌詞から採られたものだ。智嗣と石嶋の2人は当時SPELLBOUND(後の三重のバンドとは同名異バンド)に在籍していた。

翌1983年には活動の拠点を大阪に移すと、それに伴ってメンバーも変更、中川、山田豊三<g>、絹田正人<ds>という編成になる。この編成にて地道なライヴ活動を行ないながら曲づくりを続け、1986年にはDEAD ENDのデビュー・アルバムなどをリリースした大阪のインディーズ・レーベル『Night Gallery』制作のオムニバス・アルバム「Go To Eat (Metal Dom)」に”Screaming Murder”を提供、これがRAGING FURYとしての初音源となった。このアルバムには、他にもHURRY SCUARY, TERRA ROSAなどが参加していた。同年には初のデモ・テープ「Raging Fury」を発表。また、同時期に収録された”Shooting War”は、RIVERGEや後に絹田の後任として加入する東が参加していたVEXATIONなどが参加したオムニバス・テープ「Aggressive Commander」に提供された。

1987年にはセカンド・デモ「Wolf Spider」を発表。全曲英詞となり、”Donald Duck”, “Wolf Spider”, “Barricade”, “Underground”の4曲が収録されたこのデモで、バンドは自らのサウンドを確立する。翌1988年には7″EP「The Rattlesnake Rules」を発表。この頃からバンドは名古屋や東京にも遠征を行なうようになり、東京は神楽坂EXPLOSIONでのライヴは、関東インディーズの名門『Explosion』レーベルが制作したオムニバス・ライヴLP/ビデオにも収録された。

1989年には、CASBAH, SACRIFICEと共に東名阪をサーキットする『March Of The Final Decade』ツアーを開始。また、GENOAが中心となって立ち上げたイベント『Thrash Live In Savagery』にも参戦するようになり、同名のオムニバス・ライヴ・ビデオにも参加した。この頃、ファンジン等の協力も得て海外へのアプローチも積極的に行ない、アメリカの『New Renaissance Records』からのオファーもあったが、条件が見合わずに契約には至らなかった。翌1990年にはドラマーの絹田が脱退、後任として前述の東 健次郎 (元VEXATION)が加入。この年にはタイトル通りスタジオで一発録りされたサード・デモ「Studio Live Tape ’90」を発表、『Thrash Live In Savagery』関連のオムニバスCD「Far East Thrash Army II – Burning Inside」にも参加するが、これらが絹田を擁する編成で発表された最後の音源となった。

そして結成10周年を迎えた1992年、待望のファースト・アルバム「Raging Fury」をリリース、9月にはCASBAH, SACRIFICEと共に『March Of The Final Decade』ツアーを行なう。この年の末にSACRIFICEが解散したため、この3バンドによるツアーはこれが最後となった。翌1993年には新曲”Iron Skies”1曲を収録したデモを制作、このデモは東名阪のツアーで無料配布された。そして同年8月には、ツアー・ファイナルとして地元大阪の難波ROCKETSで初のワンマン・ライヴを行なった他、12月には大阪でOVERDOSEと共同で2daysのイベントも開催するが、このライヴを最後に山田、東の両名が脱退してしまう。

残された中川は丸尾<g>、元NARCOTIC GREEDの菊野雄介<ds>を迎えて体制を立て直すと、1994年6月のSABBATの10周年記念ライヴに参加して復活を果たし、その後9月にはCASBAHらと共に『March Of The Final Decade』ツアーを行なうが、1995年に入って丸尾が脱退。後任に中村健太を迎え、通算5本目となるデモ・テープ「Werewolf」を発表する。

その後も菊野、中村が相次いで脱退するなど不安定な状況が続くが、1998年になりギターに樫井 徹、ドラムに樋口雅之が参加することで本格的に活動を再開。札幌のNEGAROBOのメンバーによる『Survive Records』のオムニバスCD「Survive List」に”Blazing By The Red Sun”を提供すると、翌1999年には同レーベルよりミニ・アルバム「Deal You A Fatal Blow」をリリースした。また、TANKARDやMARDUKの来日公演のサポートを務めた他、CASBAHに加え、SACRIFICEのメンバーを擁するSOLITUDEを迎えて久々に開催された『March Of The Final Decade』ツアーに参加、翌2000年にはDERANGEDの来日公演のサポートを務めるなど、精力的な活動を行なうが、このライヴを最後に樫井が脱退。後任には櫛橋 誠が加入した。

2002年11月には、地元大阪のブラック・メタル・バンド、CATAPLEXYの協力のもと、UNITED, JURASSIC JADE, SOLITUDE, SABBAT, NEGAROBO, TERROR SQUAD, King’s-Evilといった縁の深いバンドを集め、難波ROCKETSにて2daysにわたり結成20周年記念イベントを開催。この時の入場者全員に、新たな音源となる4曲入りデモCD「The Aggression And The Furious」が無料配布された。

2003年には櫛橋が脱退するものの、1983年から1993年まで在籍した山田が10年振りに復帰、2004年にはこの編成にてTHE BLACK DAHLIA MURDERのサポートを務めた。2006年にはプロモーション目的の3曲入りデモを制作するが、同年末にはドラムの樋口が脱退。DOWNFALL OF DEBRISの今井章博のサポートを受けながら活動を続け、その後小西壮太をサポートに迎えると、2008年には上記のデモ音源をリマスターし「Zanba-Swordkill」として発表する。

2011年には大阪で開催された『True Thrash Fest 2011』に出演、カナダのRAZOR、アメリカのFUELED BY FIREらと共演を果たした。そして翌2012年には小西がサポートを終了、正式メンバーとして再び今井を迎え、小西在籍時に中断されていたニュー・アルバムのレコーディングを再開する。

2013年8月初頭に全ての作業が完了、フル・アルバムとしては実に21年振りとなるこの「Black Belt」は、初期のRAGING FURYのサウンドに多大な貢献を果たした山田の復帰もあり、どこを切ってもRAGING FURYというアルバムに仕上っている。現在では入手不可能となっている過去のデモ・テープや7″EP、オムニバスなどに収録された音源をリマスターしてボーナス・ディスクとして追加、まさにファン垂涎の作品となったこの作品は、バンドとも縁の深いUNITEDの創設メンバーであり、そのUNITEDのジャケット・デザインなどを手掛けてきた“マーチャン”こと原 正樹の手によるアートワークを採用して、SPIRITUAL BEASTより2013年9月にリリースされる。

なお、アルバムの発売後には、SOLITUDEやCASBAHを始め、ETERNAL ELYSIUM, ROSEROSE, TERROR SQUADなど、古くから馴染みの深いバンドを迎えてのレコ発ツアーが決定している。

Website:
http://www.k5.dion.ne.jp/~rfury/