SKULL FIST2017.04.15

Line-Up (L-R):
Johnny Nesta – ジョニー・ネスタ (Guitar)
Zach Slaughter- ザック・スローター (Guitar, Lead Vocals)
Casey Guest – ケイシー・ゲスト (Bass)
JJ Tartaglia – JJ・タルタリア (Drums)

Discography:
2007 Heavier Than Metal (EP)
2011 Head Öf The Pack
2014 Chasing The Dream
2018 Way Of The Road

Biography:
本場ヨーロッパのシーンを中心に、2011年のヘヴィ・メタル界にセンセーションを巻き起したカナダ出身のSKULL FIST。彼らの原点は、オンタリオ州北部のごく小さな街にある。共にヘヴィ・メタルを愛し、ギターに取り憑かれたジャッキーこと、ザック・スロー ター<vo/g>とサー・シュレッド<g>は、30 YEARS TOO LATEというバンドを結成して数年シュレッド・ギターの布教に務めるものの活動は軌道に乗らず、2006年、2人はトロントへの移転を決意する。 SKULL FISTを結成後、おびただしい数のメンバー・チェンジを経て女性ドラマーのアリソン・サンダーランドと出会うと、2010年3月に自主制作で5曲入りの デビューEP「Heavier Than Metal」をリリース。その後、ジャッキーも参加していたスラッシュ・メタル・バンド、MANIACのギタリスト、ジョニー・エキサイターをベーシスト として迎えてラインナップを完成すると、自らのヘヴィ・メタルを広めるべくSTRIKERらと共にカナダ・ツアーを行う。

そして2010年12月、SKULL FISTは数千ものエントリーの中から見事ヨーロッパのコンテスト『Rock The Nation Award』で優勝を果たす。STEELWINGとSUICIDAL ANGELSが賞を分け合った前年と異なり、突出した才能により単独での受賞となった彼らは、ブッキング・エージェンシー『Rock The Nation』およびレーベル『Noise Art Records』との契約を獲得すると、新たにベーシストにケイシー・スレイド(ケイシー・ゲスト)を迎え、2011年4月にENFORCERとBULLETとのヨーロッパ・ ツアーを行う。このツアーで間違いなく最高のショウを披露した彼らは、ツアー開始からわずか4日にして前述のEP 200枚を売り切った他、グッズも追加発注しなければならなくなるなど、時にヘッドライナーをも上回る反響を得た。
ヨーロッパから帰国後、デビュー・アルバム「Head Of The Pack」のレコーディングを開始。レコーディング後にシュレッドとアリソンが脱退(後にAXXIONを結成)するが、ジョニー・エキサイター改めジョ ニー・ネスタをギターに、ドラマーには『30歳未満の長髪のメタルヘッドでデニムのヴェスト、スパンデックス、レザーを着用、練習熱心で、酔っぱらって NEIL YOUNGのカヴァーをプレイするのに耐えられる』等々の条件が提示されたオーディションを経て、ジェイクが加入して体制を立て直す。
カリスマ性のあるフロントマンとクールなイメージ、最高のアートワークに更に優れた楽曲を備え、ポジティヴな意味で正気ではないバンド、SKULL FIST。NWOTHMのムーヴメントを牽引するENFORCERのリーダー、オロフ・ヴィクストランドをして「彼らの音楽が大好きだ。本当に凄くい い!」と絶賛せしめる彼らのようなバンドがようやくシーンに登場、2011年10月にはSPIRITUAL BEASTより日本デビューも果たした。
それと前後して、9月にはSABATON, GRAVE DIGGER, POWERWOLFと共に『Power Of Metal II』と題されたヨーロッパ・ツアーを行うと、2012年1月上旬から中旬にかけてGRAND MAGUS, BULLET, STEELWING, VANDERBUYSTとドイツ、スイス、ベルギー、オランダ、フランスのツアーを行い、間髪開けずにSTEELWINGと共に2月上旬までヨーロッパ 11ヶ国21都市をサーキットするなど、ヨーロッパを中心に積極的な活動を展開、アンダーグラウンドのシーンから一歩抜け出す事に成功する。そして5月末 にはまたもヨーロッパに戻り、ドイツ、ポーランド、オーストリア、クロアチア、イタリア、チェコ、スイスの7ヶ国で8公演が行われた『Metalfest Open Air』に参加、続いてスペイン・ツアーを行う。そして7月には、脱退したジェイクの代わりに、元CAULDRONのドラマーで、兄ブライアンや DIEMONDSのダニエル・ディケイらと共にAGGRESSORでも活動するクリス・スティーヴンソンを迎え、日本のSOLITUDE、アメリカの WIDOWを従えてヘッドライナーとしての来日公演も行った。
帰国後、8月末から9月にかけてカナダ西部のツアーを行うと、翌2013年1月にはブラジル・ツアーを、7月にはメキシコ・ツアーを行い、8月には カナダ東部のツアーを行った。この間、当初は9月を予定していたニュー・アルバムのリリースは遅れることになったが、冗談好きなジャッキーはこう説明する 「どうやらカネは木に生えてくるものじゃないらしいから、スタジオに入るのを2ヶ月遅らせることにしたんだけど、1ヶ月かそこらでワガママな俺はスケボー で事故って首の骨を折ることにしたから、更に2ヶ月遅れることになったのさ」
前作「Head Of The Pack」のプロデューサーを務めたダン・ツォーロニスが手掛けたヴォーカルを除き、アルバムのレコーディングは、HAREM SCAREMのシンガー、ハリー・ヘスが所有する『Vespa Studio』で行われ、マスタリングもハリーが担当した。ミックスを行ったのは、SACRIFICEやHAREM SCAREM, CANCER BATSを始め、カナダを代表する数々のパンク/ロック/メタル系のアーティストを手掛けてきたエリック・ラッツだ。こうして約2年振りとなるニュー・アルバム「Chasing The Dream」は、2014年1月、ボーナス・トラックを追加収録してSPIRITUAL BEASTより世界と同時に発売される。バンドはその後、1月末から盟友ENFORCER, VANDERBUYSTと共に1ヶ月、22箇所にわたるヨーロッパ・ツアーも行った。
過去、バンドは2枚のアルバムを正式ドラマー不在のラインナップでリリースしてきたが、10月の南米ツアー中のパラグアイ公演にて、カナダ東部大西洋岸ノバスコシア州の島、ケープブレントン出身であり、レゲエ・メタルの代表的なバンド、ZEROSCAPE のドラマーとしての経歴やプロのライヴ/スタジオ・ドラマーとしても活躍していた実力派、JJ タルタリアを正式にドラマーに迎える事を発表する。そして、11月のメキシコ・ツアーと翌2015年1月にアメリカ・ツアーを行った。
その後も勢力的に活動していたSKULL FISTだが、ジャッキーが胃酸過多による喉への違和感を感じるようになり、長期にわたる治療と2016年には声帯手術を受けたこともあって、本格的に歌うことが出来なくなってしまう。しかし、バンドは決まっていたツアーをキャンセルすることは望まなかったため、前回来日時のドラマー、クリスの兄であり、MIDNIGHT MALICEのメンバーとしての来日経験もある、元BEEHLER、現OLD JAMESのブライアン・スティーヴンソンをゲスト・シンガーに迎え、7月にタイ、シンガポール、インドなどを廻る“ASIAN INVASION”ツアーの一環としての再来日を果たす。その後もブライアンの他に、メキシコのヘヴィ・メタル・バンド、VOLTAXのジェリーを迎えるなどして、『Wacken Open Air 2017』に出演するなど、ライヴ活動を持続させていった。そして9月には、ジャッキー自身による2016年に発表したEP「Little Nemo」のタイトル曲を含む9曲入りのソロ・アルバム、「Nature Never Lies」を、2018年3月にはジャッキーとJJを含むメンバーのサイド・プロジェクト、FREEDUMBにて、ファースト・アルバム「Skate N Die’」を発表するなど、徐々に活動を活発化していった。そして遂に、前作から約5年弱の歳月を経て、ザック自身の過去数年間にあった幻滅と希望の感情の起伏の完璧な描写として、「Way Of The Road」と名付けられたSKULL FISTの待望の新作が今回発表される。

Website:
http://www.skullfist.bigcartel.com/
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