Line-Up:
ラファエル・マットス (Guitar)
ファビオ・ブイットヴィダス(Drums)
ダニ・ノルデン (Vocals)
マグナス・ローゼン (Bass)
Discography:
2001 Shadowside (EP)
2005 Theatre Of Shadows
2008 Baby In The Dark (single)
2009 Dare To Dream
2012 Inner Monster Out
2017 Shades Of Humanity
Biography:
『ブラジリアン・メタル・ハリケーン、ここにあり!!』 美人女性ヴォーカリスト、ダニの美しくもワイルドなヴォーカルとアグレッシヴかつテクニカルなギターを中心とした、正統派ヘヴィ・メタルが今回も全編に炸裂する!前作以上にスケールアップしたエナジー満載のサウンドは、まさに次世代のブラジル・メタル・シーンを牽引する剛直なメタル・サウンドだ。レコーディングとプロダクションは、前作同様、スウェーデンは、スタジオ・フレッドマンにて、フレドリック・ノルドストローム(ARCH ENEMY, AT THE GATES, DARK TRANQUILLITY, HAMMERFALL, etc.)により行われ、完成度は折り紙付き!
次世代ブラジリアン・メタル・シーンを担う最右翼バンドとして高い評価と期待を受けるSHADOWSIDEは、サンパウロ郊外の街、サントスで2001年、今やブラジルで最もパワフルな女性ヴォーカリストとも称されているダニ・ノルデンを中心に彼女の友人達と一緒に結成される。バンド結成後、早速曲作りを進めると同時に地元サンパウロを中心にライヴ活動も積極的に行っていく中で、早い段階から熱狂的なファン・ベースを築くことに成功した。また同年、名刺代わりとなるEP、「Shadowside」を自主制作でリリース、ファンジンやウェブジン等のサポートや積極的なライヴ活動の成果もあり、ブラジルのメタル・シーンにおいて更にその名を知らしめることとなっただけでなく、NIGHTWISHのサンパウロ公演のオープニング・アクトにも抜擢され、若手新人バンドながらその大役を見事に努めた。
その後も積極的なライヴ活動を展開すると同時に曲作りを進めたバンドに対して、次第にフル・アルバムを求める声も大きくなっていったが、音楽性やバンド活動のスタンスへの意見の違いやメンバーの個人的な事情等でラインナップの変化が相次いだことや、曲作りやアレンジに時間を掛けたこともあり、ダニを始め、ビル・シャドウズ<g>、リッキー・スレイター<g>、フェルナンド・ペト<b>、ファビオ・ブイットヴィダス<dr>の5人のラインナップが揃い、デビュー・アルバム、「Theatre Of Shadows」がブラジルの『Seven Music』からリリースされたのは2005年のことであった。デビュー・アルバムにして、「これまでブラジルでリリースされた最高のアルバムの1枚」との賞賛を受けたこのアルバムを携えたバンドは、いきなりHELLOWEENのブラジル・ツアーのサポート・アクトに抜擢されただけでなく、アメリカでもツアーを行い、パワー、エナジー、激しさ満載のパフォーマンスに、ファンからは『ブラジリアン・メタル・ハリケーン』と称されるようになる。その後、リッキーとビルが相次いで脱退、バンドはギタリスト1人の4人体制で活動してくことを決定し、後任にはラファエル・マットス<g>が加入した。当初ブラジル国内でのみリリースされた「Theatre Of Shadows」がワールドワイド・リリースされる直前のことであった。
ファンやメディアからバンドに対する大きな期待や思いは、2枚目のアルバムでより具体的なものになっていく。レコーディング前にベーシストがエ ドゥ・シモ ンエスにスイッチしたものの、2008年に発表された先行シングル、「Baby In The Dark」に続き、翌2009年、アメリカのレーベル、『Chavis Records』からワールドワイド・リリースされたセカンド・アルバム、「Dare To Dream」は、ブラジル国内で最も良く売れたアルバムの1枚となり、各メディアで『Best Of The Year』にノミネートされる等大好評を博しただけでなく、リリースに伴うツアーでは国内、アメリカだけでなく、スペインやボスニア・ヘルツェゴビナ、 ルーマニアへも足を運ぶなど、遂にヨーロッパへと進出、各地のオーディエンスにその存在を知らしめることに成功した。また、この頃からファビオは一足先に日本デビューも果たす同郷の正統派ヘヴィ・メタル・バンド、PASTOREにも正式参加、よりその活躍の場を広げていった。
更に翌2010年には、W.A.S.P.のヨーロッパ・ツアーのゲストに大抜擢され、再びヨーロッパのオーディエンスを熱狂させた。2ヶ月にも及ぶこのツアーでは、イタリアやスペイン、ドイツ、オランダ、スイス、イギリス、アイルランドを始め、ハンガリー、ポーランド、リトアニア、エストニアといった東欧諸国から北欧フィンランドまで廻り、文字通り『ブラジリアン・メタル・ハリケーン』をヨーロッパ全土で吹き荒らすツアーとなった。途中エドゥに代わり、リカルド・ピッコリ<b>が加入というラインナップの変更はあったものの、バンドにとっては追い風が吹く中、翌2011年には、IRON MAIDENのリオ・デ・ジャネイロ公演のサポートを努め、ここで来るべくニュー・アルバムのリリースについてアナウンスがされた。
数多くのツアーを成功させた勢いに乗ってレコーディングされた「Inner Monster Out」と名付けられたアルバムは、IN FLAMES、ARCH ENEMY、HAMMERFALL等、数々の作品を手掛けてきたことで知られるスウェーデンの名手、フレドリック・ノルドストロームがプロデュース、ミックス、マスタリングを、アートワークはこれまでBLIND GUARDIANやRHAPSODY OF FIRE、ICED EARTH、ANCIENT BARDSを始め、数多くの有名へヴィ・メタル・バンドのアルバムを手掛けてきただけでなく、自身もTHUNDERBLASTやVORPAL NOMADといったバンドでヴォーカリストとして活動しているコロンビア出身のアーティスト、フェリペ・マチャド・フランコが担当している。尚、タイトル・トラックでは、SOILWORKのビヨーン “スピード” ストリッド<vo>、DARK TRANQUILLITYのミカエル・スタンネ<vo>、DREAM EVILのニクラス・イスフェルド<vo>がゲスト参加、アルバムをより多彩なものにしている。
ブラジル国内でのみ先立ってリリースされ、既にブラジリアン・メタルの歴史におけるターニング・ポイントとして大絶賛されている SHADOWSIDEのサード・アルバム、「Inner Monster Out」にてバンドは満を持して日本デビューを果たす。2012年3月、SPIRITUAL BEASTよりヨーロッパ/アメリカに先駆けて発売された日本盤には、MOTORHEADのカヴァー”Ace Of Spades”と新曲”Virtual Pain”の2曲がボーナス・トラックとして追加収録されている。その後、ベーシストがリカルドから、ファビオ・カリトにスイッチし、リリース後、初の大規模なレコ発ツアーとして、約1ヶ月間に及ぶヨーロッパを周り、更にはルーマニアの首都ブカレストにて、HELLOWEENとGAMMA RAYによるカップリング・ワールド・ツアーとして行なっていた『Hellish Rock Part Ⅱ』の公演にゲスト・アクトとして出演するなど、様々なシーンで活動を繰り広げた。
2015年、ファビオと交代するように新しいベーシストとしてスウェーデンのパワー・メタル・バンド、HAMMERFALLに長年在籍していたマグナス・ローゼンが加入。彼の加入によってバンドは更にバンドの世界観を広げる事に成功。そして、マグナスを迎えてのニュー・アルバムの製作に取り掛かった。
プロデューサーには前作同様、フレドリック・ノルドストロームと彼のスタジオで長年働きフレドリックの右腕でもあるヘンリック・UDDが担当。更にはこの2人によりミックス、マスタリングがおこなわれた。そうして作られたニュー・アルバム、「Shades Of Humanity」は2017年7月にSPIRITUAL BEASTよりリリースされる。リリース後、彼等はまたワールド・ツアー予定を行なう予定をしている。ブラジリアン・メタル・ハリケーンはまだまだ続くだろう!
Websites:
http://www.shadowside.ws/
https://www.facebook.com/shadowsideband/