CRYSTAL VIPER2017.04.18

Line-Up:
ゴレム (トマス・ダンチャク) (drums)
マルタ・ガブリエル (vocals, guitars)
ミハウ・バドハ (bass)
アンディ・ウェイヴ (guitars)

Discography:
2007 The Curse Of Crystal Viper
2008 The Last Axeman
2009 Metal Nation
2010 Defenders Of The Magic Circle:
Live In Germany
2010 Legends
2012 Crimen Excepta
2013 Possession

Biography:
ポーランド南部はシレジア地方カトヴィツェ出身のCRYSTAL VIPERは、2003年、4オクターヴの声域を誇る女性シンガーで、ギターやピアノ等様々な楽器をもこなすマルタ・ガブリエルと、その夫でプロデューサーとしてだけでなくジャーナリストとしても活躍しているバート・ガブリエルによって結成される。何本かデモをレコーディングした彼らは、「Shock Rock Hellions – A Tribute To W.A.S.P.」(Codiac Records/2006)に”Wild Child”を、ELIXIR (UK)のポール・テイラー(vo)とフィル・デントン(g)をゲストに迎えてCRYSTAL VIPER & ELIXIR名義で「One Foot In Fire – A Tribute To Cirith Ungol」(Solemnity Music/2006) に”Chaos Rising”を提供すると、2006年夏に最初のオフィシャルなラインナップを完成。続いてゲストに自国の英雄、KATのピョートル・ルチック(g)を迎えて「The Riddle Masters – A Tribute To Manilla Road」(Solemnity Music/2007)に”Flaming Metal Systems”で参加すると、ドイツのレーベル『Karthago Records』との契約を締結する。

『ZED Studio』に入ったバンドは、デビュー作となるコンセプト・アルバム「The Curse Of Crystal Viper」をレコーディング、2007年2月にリリースする。この時のラインナップは、“レザー・ウィッチ”ことマルタ・ガブリエル<vo>、アンディ・ウェイヴ<g>、ヴィッキー・ヴィック<live g>、トミー・ロックス<b>、元DARZAMAT, DRAGONの“ゴレム”ことトマス・ダンチャク<ds>の5人だ。このアルバムに対するプレスの評価は非常に好意的で、いくつかの雑誌で「Album of the Month」を獲得した他、世界中のヘヴィ・メタル・ファンからも大きな歓迎を受け、ここ日本でも輸入盤市場を騒がせた。

2006年から2007年にかけ、ドイツやチェコなどでプレイ、CRADLE OF FILTH, DORO, ANVIL, BLITZKRIEG, HAMMERFALL, STRATOVARIUSらと共演したバンドは、2007年夏にいくつかのレコーディング・セッションを行うと、「Tribute To Angel Witch」(Unbroken Metal/2007)に”Atlantis”を提供した他、翌2008年2月にはライヴ・ヴァージョンや未発表曲などのレアな楽曲に新曲を加えた企画盤「The Last Axeman」をリリース。このアルバムは瞬く間にソールド・アウトとなった。この頃には、ベーシストが元DRAGONのトム・ヴォリナに、ライヴでのサイド・ギタリストがラファル・ゴーニーに代わっていた。2008年夏にはバンドはいくつかのフェスティヴァルへ出演、DEATHSTARS, PRIMAL FEAR, NAZARETH, DEATH ANGELといったバンドと共演を果たす。また、同年9月には、地元カトヴィツェで開催された『Hard Rocker Festival』にコ・ヘッドライナーとして出演、自らのアイドルであるOMENや、盟友SACRED STEELらと共演を果たした。

その後、バンドはチェンストホーヴァの『MP Studio』にてニュー・アルバムの作業を開始。再びバート・ガブリエルがプロデュースを担当したこのアルバムには、元RAGE, GRAVE DIGGER(当時)のマンニ・シュミット<g>、STORMWARRIORのラーズ・ラムケ<vo>、X-WILDのフランク・ナイト<vo>といったゲストも参加。ミックスとマスタリングはグラミー賞にもノミネートされたKING DIAMONDのギタリスト、アンディ・ラロックが自らのスタジオ『Sonic Train Studios』で行った。TRIVIUMやDISMEMBERなどを手掛けたクリス・モイエンがアートワークを担当したこの「Metal Nation」は、2009年4月、SPIRITUAL BEASTより日本でもリリースされ、バンドは日本デビューを飾った。

一方で、バンドは「Tribute To Steel – A Tribute To Warlock」(Pure Steel Records/2008)に”Mr. Gold”を提供した他、新たにライヴ・ギタリストとしてWITCHKINGでも活動するマット・ガイデクを迎え、1月には『Battle Field Metal Fest』への出演を含むスペイン・ツアーを行った。また、3月にはギリシャの『Up The Hammers Festival』に出演した他、7月にはMANOWAR主催の『Magic Circle Festival』にも出演を果たす。この後、マルタがギターも兼任する形の4人編成で活動することとなったため、現時点で5人編成での最後のライヴとなったこの模様はレコーディングされ、後にライヴ・アルバムとしてリリースされた。その後、「ReUnation – A Tribute To Running Wild」(Remedy Records/2009)に”Libertalia”を提供したバンドは、『High Roller Records』から7インチEP「The Wolf And The Witch」をリリースすると、続いてボードゲーム「Stronghold」のテーマとして”Stronghold: Under Siege”をレコーディング。この曲はダウンロード販売された他、2009年10月に発売された同ゲームにCDシングルとして同梱された。

また、この間、マルタとゴレムはSTORMWARRIORのアレックス・グート<g>、元MAJESTYのビヨーン・ダイガー<g>、元STORMWITCH, MYSTIC PROPHECYのマーティン・アルブレヒト<b>と共にサイド・プロジェクト、BORN AGAINを立ち上げ、シングルのレコーディングを行ったりもした。

2010年3月に『AFM Records』との契約を果たしたバンドは、翌4月にドイツの『Keep It True Festival XIII』に出演すると、6月には前述の『Magic Circle Festival』でレコーディングされたライヴ・アルバム「Defenders Of The Magic Circle: Live In Germany」をリリース。続いて11月には、早くもサード・アルバム「Legends」がリリースされた。タイトルが示すとおり、ポーランドの中世の伝説を歌詞のテーマとしており、前作同様『MP Studios』にてバート・ガブリエルがプロデュースを、アートワークも同じくクリス・モイエンが担当したこのアルバムには、元ACCEPT, 現U.D.O.のステファン・カウフマン<g>、SINNER, PRIMAL FEARのマット・シナー<vo>、WIZARDのスヴェン・ダンナとダノ・ボーランド<choir>といったゲストが参加して華を添えた。2011年に入ると、バンドは『Noc Plna Hvezd』(チェコ)、『Skulls Of Metal』(スペイン)『Bang Your Head』、『Headbangers Open Air』、『15 Years Metal Addiction Festival』(以上ドイツ)といったフェスティヴァルに出演してアルバムのプロモーションを行い、『Skulls Of Metal』ではヘッドライナーを務めた。また、12月にはポーランドの首都、ワルシャワにてBLIND GUARDIANのサポートとして地元の大観衆の前でプレイする機会を得た。

そして2012年、通算4枚目のアルバム「Crimen Excepta」が完成。イギリスのHELLのシンガー、デヴィッド・ボウアーがゲスト参加、またもバート・ガブリエルがプロデュースを、アートワークもクリス・モイエンが担当したこのアルバムは、3Dホラー映画「Robin Hood: Ghosts Of Sherwood」のテーマ曲を含む3曲のボーナス・トラックを追加して、2012年5月、SPIRITUAL BEASTよりリリースされた。また、この頃からトム・ヴォリナが個人的な事情によりバンドの活動に時間を割くことが困難になり、最終的にミハウ・バドハが後任として参加した。アルバムのリリース後には、「Strong As Steel – A Tribute To Anvil」(Skol Records/2013)に”Metal On Metal”を提供すると、スロヴァキアの『Rockovy Zaber』にヘッドライナー出演したのを皮切りに、『Noc Plna Hvezd』(チェコ)、『Metal Magic Festival』(デンマーク)、『Metal Union Festival』(ドイツ)、『Rockstad: Falun Festival』(スウェーデン)といったフェスティヴァルに出演を果たした。そしてこの新たな編成のもとスタジオに戻ったバンドは、通算5枚目のアルバム「Possession」のレコーディングを開始する。

バート・ガブリエルがプロデュースを担当、「The Curse Of Crystal Viper」、「Crimen Excepta」に続く3作目のコンセプト作となったこのアルバムは、よりヘヴィに、よりファストに、そしてよりダークになるなど、トラディショナル・ヘヴィ・メタルの枠内に留まらない内容となった。JAG PANZER, TITAN FORCEのハリー・コンクリンやDESASTERのサタニックといったゲストだけでなく、50人にも及ぶファンのスクリームを募集して使用、ポーランドの著名なゲーム関連のデザイナーによるアートワークを採用するなど、制作時から様々な話題を集めたこのアルバムは、2013年12月に世界同時発売される。SPIRITUAL BEASTよりリリースされる日本盤には、RIOTのベーシスト、ドン・ヴァン・スタヴァーンも賞賛の言葉を寄せる同バンドのカヴァーを含む2曲のボーナス・トラックの他、ボーナス映像が追加される。

Websites:
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