WARDRUM2017.04.13

Line-Up:
コスタ・ヴレト (Guitars)
J. デミアン (Guitars)
ヤニス・パパドプロス (Vocals)
ステルギオス・クールー (Drums)
コスタス・スカンダリス (Bass)

Discography:
2011 Spadework
2012 Desolation
2013 Messenger
2016 Awakening

Biography:
プロフェッショナルで高い技術を誇るメンバーが集結し、メロディックかつプログレッシヴな要素を見事に融合させたユニークなパワー・メタルを披露するWARDRUM。ギリシャから彗星のごとく現れ、2010年代のシーンに新たなヨーロピアン・メタルの旗を掲げる彼らが、約3年振りとなるニュー・アルバムを完成させた。

ギリシャはテッサロニキ出身のメロディック/プログレッシヴ・パワー・メタル・バンド、WARDRUMは、2010年、自らの愛するメタルに非伝統的なドラミングを持ち込もうとするドラマー、ステルギオス・クールーを中心に結成される。HORIZON’S ENDで「Sculpture On Ice」(1998年)、「Concrete Surreal」(2001年)の2枚のアルバムに参加したステルギオスの周りを固めたのは、同じくHORIZON’S ENDのメンバーでもある2人、プロデューサーとしても高い能力を誇るベーシストのコスタス・スカンダリスと、2枚のソロ・アルバム「Skin On Strings」(2008年)、「Pictures Of A Broken Heart」(2013年)もリリースしているギターの名手、コスタ・ヴレトだ。正確なピッチと恐るべき高音域を持ち、元SCORPIONSのギタリスト、Uli Jon Rothのツアーにも参加したイタリア人、ピエロ・レポラーレをシンガーに迎えたバンドは、同年秋、デビュー・アルバム「Spadework」のレコーディングを開始する。

ヘヴィでファストなリフ、メロディックなヴォーカル、超絶テクニックを披露するギター・ソロ、強力でタイトなリズム隊と、メタルヘッドが求めるもの全てが、コスタスのプロデュースによるソリッドなプロダクションのもとに提示されたこのアルバムは、2011年4月、ギリシャの『Steel Gallery Records』からリリースされ、バンドはギリシャで最も期待されるバンドの一つとして高い評価を獲得した。そして彼らは2011年11月、自らのヒーローの一つとも言うべきCRIMSON GLORYのテッサロニキ公演のオープニングを務める名誉を得る。

しかしながらその数ヶ月後、よりフレキシブルな活動および要望に速やかに対応できる体制を求めた彼らは、ピエロとのコラボレーションを解消することにする。間もなくUNTIL RAINでも活動する(現在は脱退)地元出身のヤニス・パパドプロスを後任に迎えたバンドは、スタジオに入りセカンド・アルバム「Desolation」のレコーディングを行う。再びコスタスがプロデュースを担当したこのアルバムは、デビュー作「Spadework」を踏襲しながらも、プロダクションはよりパワフルに、楽曲やメロディ、ギター・ソロやテクニカルなリズム・セクションなどは更に強力なものとなり、バンドのスキルやソングライティングの能力にも確実に向上が見られた。前作からちょうど1年後の2012年4月に『Steel Gallery Records』からリリースされたこのアルバムを手に、バンドは同年11月からギリシャ国内をサーキット。この効果もあってか、国内のメディアでは軒並み同年のトップ20枚のアルバムに選ばれた他、同国最大のメタル専門誌『Metal Hammer』では、読者の投票による2012年の「Best Greek Band」部門で、SUICIDAL ANGELS, FIREWIND, NIGHTSTALKERに続く第4位に選出された。

翌2013年に入り、ニュー・アルバムのプリプロダクションからレコーディングを開始する一方で、バンドは合間を縫ってライヴ活動も継続、7月にはキプロスの『Mental Noise Festival』にヘッドライナーとして出演した他、10月には地元テッサロニキでFATES WARNINGのオープニングを務め、11月には3公演ながらイギリス・ツアーも行った。そして同月、通算3枚目となるアルバム「Messenger」がリリースされた。

三たびコスタスがプロデュースを担当したこのアルバムは、前作に引き続きポーランド人アーティスト、ピョートル・シャフラニェツの手によるアートワークを採用。バンドのトレードマークとも言えるヘヴィかつ限りなくメロディックでテクニカルな楽曲は新たなレベルへと到達、母国ギリシャの『Metal Hammer』誌では「Album of the Month」に選出された他、同誌の編集者による2013年のTOP 20アルバムにも名を連ねた。更には同国を代表する『Metal Hammer』『Rock Hard』の両誌において、読者投票による2013年の「Best Greek Band」部門で共に堂々の2位を獲得するなど、メディアとファンの双方から非常に高い評価を得た。また、バンドは2014年2月半ばから3月にかけ、『Up The Hammers IX』フェスティヴァル(LIEGE LORD, XENTRIX, BIO-CANCER etc)への出演も含む、ギリシャ国内のツアーを行った。そして2014年4月には、SPIRITUAL BEASTより日本リリースも実現。ピックを使わず、自らの爪を使用してギターをプレイするコスタの華麗なテクニックもあり、彼らの日本デビューは大きな話題を呼んだ。

同年12月には、ギリシャの『Metal Hammer』誌の30周年を記念し、地元ギリシャのバンドが同誌の創刊された1984年にリリースされたアルバムの楽曲をカヴァーしたCD「A Tribute to 1984 – 30th Anniversary」に、JUDAS PRIESTの”The Sentinel”のカヴァーを提供した(他の参加バンドは、OUTLOUD, BLACK FATE, CONVIXION, ARRAYAN PATHなど)。2015年に入ると、国外に移住したコスタス・ヴァポリディスの代わりに前年よりツアー・ギタリストとして参加していたJ. デミアン(BLACKDRAWN, HAIL SPIRIT NOIR, DOL AMMAD etc.)が正式メンバーとして加入、バンドは5人編成となった。そして2月末からは地元テッサロニキの『Rock On Festival』へのヘッドライナー出演も含むギリシャ・ツアーを行った他、8月にはチェコの『Made Of Metal』フェスティヴァルに、セカンド・ステージのヘッドライナーとして出演を果たした。また、この間には、ヤニスが元BATTLE BEASTのギタリスト、アントン・カバネンのニュー・バンド、BEAST IN BLACKのシンガーに抜擢され、NIGHTWISHのフィンランド公演のサポートなどを務めた。

翌2016年3月には待望のニュー・アルバムのレコーディングを開始。クラウドファンディングによる支援なども得ながら、8月にレコーディングは完了。ミックスとマスタリングは、カナダはモントリオールの『The Grid Studios』にて、CRYPTOPSYのギタリストで、自らのバンドの他、THE AGONIST, BENEATH THE MASSACREなどの作品を手掛けてきたクリスチャン・ドナルドソンの手により行われた。三たびピョートル・シャフラニェツの手による荘厳なアートワークを採用した通算4枚目となるこの「Awakening」は、2016年10月、SPIRITUAL BEASTより日本リリースされる。日本盤には、前作「Messenger」収録曲のオーケストラ・ヴァージョンがボーナス・トラックとして追加収録されている。

Websites:
http://www.wardrum.gr
http://www.facebook.com/wardrum.gr