DEADHEADS2017.04.14

Line-Up:
クリストファー “シッゲ” パルメン・ウンガー (Bass)
ティム・フェルム (Drums)
リカルド・ヘルグレン (Lead Guitar, Slide and Back Vocals)
エマニュエル “マンネ” オランダー (Rhythm Guitar, Acoustic Guitar, Lead and Back Vocals)

Discography:
2012 Deadheads (Single)
2013 Live On (Single)
2014 This Is Deadheads First Album
(It Includes Electric Guitars)
2015 Loaded

Biography:
スウェーデンはイエテボリ出身の4ピース・バンド、DEADHEADS。ファストでエネルギーに溢れるパンク/ロックを主軸にプレイし、土煙舞う荒れ地の上で全力スピン&ロールするような荒々しくも圧倒的なパワーで人々を惹き付けてやまない。 フロントマンであるエマニュエル “マンネ” オランダー<vo/g>は語る。「俺達はよく冗談めかして、俺達がプレイしているのは『ブギー・パンク』だ、なんて言ったりする。でも、ロック、パンク、パンク・ロック、エネルギッシュ・ロックにアクション・ロック、何て呼んでもらったって構わない。」 彼は続ける。「俺達はあらゆるジャンルの音楽にインスパイアされてきた。勿論、旧き良きパンクが大部分だけれどね。NEW BOMB TURKS、THE DEAD BOYS、DEAD MOON、RADIO BIRDMAN、THE STOOGES、GG ALLINにRAMONESといったアーティスト同様、他のジャンルにも大いに影響されてきた。メタル・バンドやソウル・アーティスト、それ以外にも俺達のヒーローの名前は沢山挙げられるよ。」

DEADHEADSの結成は2011年のことだった。旧い仲であったマンネとリカルド・ヘルグレン<g>はFOUR FLAMINGOSなる前身バンドで共にプレイしていたが、シングルを一枚リリースしただけで、活動はそう長くは続かなかった。しばらくして、オーレ・グリファマー<b>、ティム・フェルム<ds>の二人を新たな仲間として迎え入れ、DEADHEADSという名のバンドを立ち上げる。バンド名は、彼らの主な影響源である70年代のパンク/ハード・ロック・シーンから、THE DEAD BOYS、DEAD MOON、DEATH、MOTORHEADといったバンド陣の名前をもじったものだ。

2012年に入り、スペインの『Ghost Highway Recordings』からファースト・シングル「Deadheads」を発表すると、翌2013年には母国の他、ドイツ、オランダでもショウを行うまでになる。また同レーベルの企画・主催のもと、4箇所にわたるスペイン・ツアーも敢行。6月には、セカンド・シングル「Live On」もリリースし、EU盤は引き続き『Ghost Highway Recordings』から、US盤は『Strange Magic Records』からのリリースとなった。(同じタイミングで、『Strange Magic Records』からファースト・シングルのリマスター盤が限定発売されている。)

2014年になるとバンドはファースト・アルバムのリリース準備に取りかかる。リード・トラック、”My Demons”のMVも制作・公開され、プロモーション活動にも本腰が入り始めた。満を持しての発表となった「This Is Deadheads First Album (It Includes Electric Guitars)」は、200枚限定のリリースで瞬く間に完売。後にここ日本のメディアでも取り上げられるようになると、専門店には噂を聞きつけたファンからの問い合わせが相次いだのだった。
アルバムのリリースと並行してバンドは徐々に活動の幅を広げてゆき、4月にはBULLETがヘッドライナーを務め、AMBUSH等も出演した『Göteborg Rockfest』に、7月にはARTHUR BROWN、PENTAGRAM、ENFORCERらを含む30組近いバンドが集結したストックホルムのフェス『Geggan』に出演した。翌8月にはイエテボリにて開催された『Holmens Rock』にも参戦。HARDCORE SUPERSTAR、IMPERIAL STATE ELECTRICなど、スウェーデンの著名ロック・バンドが一堂に会するこのフェスで、新進気鋭の若手バンドによるエネルギッシュなパフォーマンスはオーディエンスを大いに魅了したのだった。

その後9月には、ベーシストがオーレからクリストファー “シッゲ” パルメン・ウンガーに交替。しかし11月には、この困難をフォローするかのように、バンドにとって長年のヒーローだったTURBONEGROのイエテボリ公演のサポートを務める好機が訪れる。シーンからの支持を着実に集めていったバンドは、12月、ドイツの『High Roller Records』と契約。またファースト・アルバム収録の”Freak Out”がスウェーデンのラジオ局の選ぶ2014年度の年間ベスト・ロック/メタル・ソングの中に、AT THE GATES、THE HAUNTED、BLUES PILLSらの楽曲と並んで名を連ねたのだった。2015年にはMONSTER MAGNETのイエテボリ公演のサポートを経て、3月に『High Roller Records』からファースト・アルバムが再発されると、ヨーロッパ各国のメディアが相次いで高評価レビューを発表。その裏では、マンネのサイド・プロジェクトであるハード・ロック・バンド、WOLVES IN HAZEのリリースとも並行しながら、セカンド・アルバムの制作作業が着々と進められていた。

完成したニュー・アルバムはTHE VELVET UNDERGROUNDの同名作品に因んで「Loaded」と名付けられた。ファズとディストーションを多用した”There’s A Hole In The Sky”で幕を開け、THE HELLACOPTERSやGLUECIFER、TURBONEGROといったバンドを彷彿とさせるストレート・ナンバー”Out Of Here”へと続く。こうしたバンド陣と比較されることに対して、マンネはこう語る。「俺達が90年代のアクション・ロック・バンドと比較されているのをよく耳にするが、全く気にしていないよ。実際にそうしたバンドを聴いて育ってきたし、堂々とその影響を生かしているのさ!」 “Empty Howls”はややレイドバック気味のスロウな曲で、バンドの新たな側面が露になっている。「そう、これはよりダークで、ブルーズ寄りの曲だ。初期FLEETWOOD MACから着想を得ているね。”The Green Manalishi”、”Dragonfly”、それから”The Purple Dancer”といった楽曲が大きなインスピレーションをもたらしてくれた。ある眠れない夜、リビングに座りながらつらつらとフレーズを綴っていた。突然FLEETWOOD MACが心の中にやってきて、それから彼らの曲を聴きながら読んだり書いたりプレイしたりしてみたのさ。」(マンネ) “Let Loose The Fool” は、典型的なパンク・ロック・チューンで、THE DEAD BOYS、 THE DICTATORS、NEW YORK DOLLSといった、1976年頃のニューヨーク・シーンの文脈を思わせる。「狙い通りさ!」マンネは言う。「エネルギッシュなパンクのアティテュードにクラシック・ロックのリフを合わせた。この曲にはサクソフォンを取り入れようと思っていたんだ。IGGY POP & JAMES WILLIAMSONの『Kill City』とNEW BOMB TURKSの『At Rope’s End』にインスパイアされているね。素晴らしいレコードさ。」

今作のリード・トラックである”Out Of Here”のMVも既に公開されており、監督を務めたのは、IN FLAMES、AMARANTHEらのMVにも編集/カメラマンとして携わってきた熟練クリエイター、マックス・ユングベリだ。バンドは9月初旬にBABY SHAKESのツアー・サポートを終え、これから11月にかけて、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、ドイツの4ヶ国10公演にわたるヨーロッパ・ツアーのために文字通り奔走中である。世界進出を本格的に見据えた彼らの意欲作である「Loaded」の日本盤は、ボーナス・トラックを加えてSPIRITUAL BEASTより11月にリリース予定となっている。

WebsSites:
http://www.deadheadsband.com/
https://www.facebook.com/deadheadsband/